家賃3万2千円、木造2階建てのアパート。 ブラックニッカと、揃いでないウイスキーグラス。 キッチンの換気扇の側に大きな灰皿と散らばった100円ライター。 エゴラッピンがバックミュージック。 夜明けを一人で迎えられずに集まる仲間。 当時は車もバイクもないのに、夜中抜け出しては、 道路の中央線を添って坂道を自転車で下りながら騒ぐだけで、 なんて私たちってアナーキー、なぁんて思っていた。 真っ青で生ぬるい時を、泣いたり笑ったり喧嘩しながら過ごした顔馴染み達。 いつかは外車を乗り回して、高層マンションで山崎で乾杯だと、 いつまでたってもマヌケな夢を追いかけている子供。 でもずっとそのまま変わらないであって欲しい。 アルコールの川をゆっくり渡る 長ぐつのリズム 心で酔いましょう
by aikaziaikazi
| 2009-05-28 23:17
|